蛙の子は蛙。キレる人の子はキレる。

蛙の子は蛙。親と子供はやはり性質や能力が似ているという意味の誰もが知っていることわざである。僕の場合に言い換えれば、”キレる人の子はキレる”である。

 

私の父は癇癪もちで、昔からささいなことで怒り、家族を恐怖で支配しようとしてきた。もちろん、団塊世代の親なので世代的にもそんな怒り親父は珍しくなかったのでしょう。父を擁護すれば、時代が生み出したモンスターだったのかもしれません。

 

しかし、統計学から見ても幼少期から怒られ続けて、あまり褒められことなく育った人は、大人になった時、怒りやすい・キレやすい人になる場合が多いのだそうです。

 

現在、僕はアラフォーでつい1年前に結婚したばかりです。

癇癪持ちの父を見て育ってきたので父を反面教師にしようとずっと思っていました。しかし、結婚生活もまだ1年しか経っていないのに2回ほど妻に対してキレたことがあります。些細な言い合いがきっかけだったのですが、自分でも歯止めが効かず、大声で怒鳴りちらし、ものに当たったりしました。暴力はふるわなかったものの、今振り返ると自分でも恐ろしい限りです。

 

恐ろしくて恐ろしくて、父のようになりたくないので本を読むことで

助けを求めました。読んだ本は”ささいなことでカッ!となる男たち”です。トーマスハービン著)

https://www.amazon.co.jp/ささいなことでカッ-となる男たち-トーマス-ハービン/dp/4331508048/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8

読んで活かせそうなポイントをまとめました。

怒りっぽい人は不幸になりやすい!

実は、ささいなことでカッとなる人は、自分自信が怒りっぽい人であると気づいてない場合が多い。すると本人が気づかないうちに周りの人を不幸にする。妻や子供の我慢が限界を迎えると去っていき、ひとりぼっちになり誰も相手をしてくれなくなる。

よく怒る人の4つの特徴

・完璧主義な人
学校の成績、仕事の成果などで良かったポイントより悪かったポイントを重視し満足しない。常に物事を悲観的に解釈し行動している。
・マウントを取りたがる人
家族・友人との会話、世間話し、仕事の会議での話し合いまで、全ての場面において相手より優位に立とうとする。支配欲の強い人は自分の考えを通して相手を屈服させようとする。夫婦や家族でマウントを取れない場合、家庭内暴力に発展しやすいので注意が必要。
・自分は相手の考えがわかると思っている。
経験や感受性を頼りに他人の考えが正確に想像できると思っている。過信している。しかし、それが間違っている。人間はあくまでも他人は他人なので、ましてや男女間で言えば別の生き物なのだからわかるはずがない。
・怒りやすい人は”自覚しようとしない””頑固で自分を変えようとしない”という性質がある。

上記のポイントに当てはまる人は要注意です。

怒り人への6つの対策と処方箋

 

・まずは自分が怒りやすい人だと自覚することから始まる!
ソクラテスの”無知の知”と同様、自分が”知らないということを自覚する”ことから哲学の出発点に立つことができる。と言ったように”怒り”自覚することで対策を講じることができる。

・喜怒哀楽はあって良い!怒りのパワーとうまく付き合えるようになるべし!
人間は喜怒哀楽の感情の起伏がある方が精神的にも健康である。怒りの感情も場合によっては、エネルギーを生み出す。難しい課題にぶつかった場合も逆境に対する怒りを上手に建設的なパワーに向けられれば、人生を成功に導いてくれることもあります。しかし、負の方向にパワーを向けてしまうと破滅へと向かってしまう。

・ものごと白黒だけではない!グレーもある!
よく怒る人は完璧主義になりがちで、ものごとを白か黒のどちらかで判断する傾向にある。そうではなく、曖昧なグレーもOK!とにかく現状を肯定し楽観的に生きる心構えが必要である!
・怒りを感じたら6秒黙る。
感情に任せて怒鳴るのではなく6秒黙ると良い。そうすればだいたいの怒りを少し落ち着きを取り戻す。
・怒りを感じたらメモを取る。
怒りの状況・原因をメモし、後で見返してみる。そうすれば自分がいかにささいなことでカッとなっていたかがわかる。その後の行動の指針になる。
・言いたいことは冷静に伝える。怒りを溜め込むだけでは、自分に限界が来てしまう。落ち着いたトーンで自分の意見・要望は相手に伝える。

 

ざっくりまとめると、自己肯定感強め、楽観的でポジティブに!細かいとは気にすんな!怒りを感じたら冷静に冷静に!といったところでしょう!前向きに生きますよ!